近年クレジットカードを盗み見て得た情報でのネット通販が横行しているようです。
キャッシュレス化推進のさなかにとんでもないことです。
極刑に値すると思います。
まあ、クレジットカードを落としたりする場合は自業自得な気もしますが、お店で定員が盗み見してるというのですからその怒りたるや、、
今回はクレジットカード情報を盗み見される状況とその対策についてご説明したいと思います。
クレジットカードの情報を盗み見されるタイミング
ズバリお会計のタイミングです。
お会計時くらいしかカードを出さないので当然ですね。
実はお会計時にカード記載の4つの情報を盗むことができれば、カードを不正に利用することができます。
- カード番号
- カード名義(名前)
- 有効期限
- セキュリティコード
図で表すと、それぞれ下記の部分となります。
さて、ではどのようにカード情報を盗み出すのでしょうか?
方法は大きく分けて2通りだと思います。
カード情報を記憶する
これは、結構難易度が高いです。
ただ、中には10秒程度で記憶することができる人もいるようです。
例えば、カード名義、カード有効期限、セキュリティコードに関しては、比較的覚えやすいと思います。
なので、記憶する際の一番の難関は16桁のカード情報となります。
※アメックスは15桁、ダイナースは14桁です
16桁なんて覚えられないと思うかもしれませんが、場合によっては10桁の記憶で大丈夫なんです。
実はカード番号の最初の6桁は「銀行識別番号(カードの種類)」を表し、後半の数字は「口座番号(個人を識別する番号)」を表しています。
※厳密には最終一桁は「チェックデジット」と呼ばれ、カード番号が正しいかどうかチェックするために用意された数字となります
つまり、最初の6桁はカードの種類が分かれば記憶の必要はないのです。
10桁ぐらいなら少しの時間を凝視すれば覚えられそうな気がしますよね?
定員がクレジットカードを凝視していたら睨みつけるようにしましょう。
カード情報を記録する
カードの情報を紙に書き写したり、写真で撮影する方法です。
言語道断ですね。
目の前でされたら、店員の頭をたたいていいレベルだと思います。
目の前じゃなければ、、たたきようがないですねぇ。。
居酒屋やデパートでは、店員に一旦カードを預けるような場合も多々あるので、疑いだしたらキリがないです。
盗み見されたカード情報の使われ方
では盗み見たカード情報でどうやって不正利用するのでしょうか?
答えはネットショッピングです。
先ほど話をした4つの情報があれば、カードを不正利用できるサービスが実は結構あるんです。
中には、3Dセキュアと呼ばれる本人確認が必要なサービスを導入しているところもあります。
例えば、HISではWEB決済時に3Dセキュアによる認証が必要です。
下記のような画面で決済前にパスワードの入力を求められます。
なんだ、安心じゃないかと思われるかもしれません。
ですが、決済時にパスワードを入力させたりすると、購買意欲が落ちるといわれているので、3Dセキュアの普及はまだまだです。
3Dセキュアについては、こちらで記事にしているので知らない方は一度見ておいてください。
クレジットカード盗み見の対策
さて、そんな悪質なカード不正利用ですが、いくつか考えらえる対策があるので、紹介したいと思います。
目の届く範囲でカード決済を行う
お会計の際は必ずレジに行き、店員を監視するという方法です。
テレビ番組で対策として報道されてましたが、正直決定打にはならないかと。。
先ほどもお伝えしましたが、店員にカードを渡して決済してもらう場面も多々あると思います。
のこのこ店員についていくとか完全に不審者です。
クレジットカードのWEB明細を確認する
これもテレビ番組で対策として報道されていた内容ですね。
これは可能な限り実施した方がいいと思います。
不審な明細があれば、すぐにカード会社に連絡しましょう。
たくさんクレジットカードを持っている方は、WEB明細を見るのも一苦労なので、Moneytreeやマネーフォワード等の明細管理アプリを使用するといいと思います。
全カードの明細を1つのアプリに集約できるのでなかなかに便利です!
Kyashを利用する
WEB明細を見てても、細かい決済に不定期で利用されると気づかない可能性があります。
そこでKyashです!
Kyashは株式会社Kyashが発行しているプリペイドカードです。
Kyashでは、使用額の2%がキャッシュバックされるという超絶お得なメリットがありますが、決済タイミングにリアルタイムでスマホに通知が届くという、セキュリティ面でのメリットもあります。
使用時に瞬時で通知が届くので、不正利用にもすぐに気づくことができます!
また、Kyashのアプリからワンタップでプリペイドカードの無効化も可能なので、利用するときだけ有効化するという使い方も可能ではあります。
還元率だけではなく、セキュリティ面でもメリットだらけなので、一度検討してみてください!
Suica等の非接触型決済を利用する
SuicaやEdyといった非接触型決済を利用すれば、お店でカードを出す必要がそもそもないので、盗み見されるリスクがなくなります!
Suica等であれば、クレジットカードからのチャージでポイントももらえるため、いい感じです。
ただ、クレジットカードに比べると利用できるお店がまだまだ少ないですし、高額の決済が難しいという問題もあります。
非接触型の決済については、いくつか記事を書いているので良ければ見てみてください。
コード決済を利用する
今はやりのコード決済を利用するという手もあります。
こちらもクレジットカードを出す必要がないので盗み見される心配はありません。
最近の流行だと、楽天ペイ、Origami Pay、LINE Payあたりでしょうか?
まだまだ使えるお店は少ないですが、今後に期待ができる決済手段です!
コード決済についても、いくつか記事を書いているのでよければ見てみてください。
以上、クレジットカードの不正利用に対する対策でした。