(2020/7/29)東京都除外、還付金の申請、キャンペーン対象事業者の情報を掲載しました
国内での新型コロナが猛威を振るっている昨今、それとは別に大きな問題が浮き彫りになってきました。
その問題とは、、産業ひいては観光業の衰退です・・・
自粛自粛で皆家に引きこもっていたので、当然と言えば当然ですね、、
緊急事態宣言下の沖縄国際通りの写真をいただいたので、少し掲載しておきます。
※2020年5月時点の写真です
上記はあくまで沖縄の一部地域についての様子ですが、観光を生業としている地域については、どこも大差ない状況だと思います。
こんな状況がこれ以上続くようであれば、国内の観光業は非常にまずいことになってしまいます。
この状況を打破すべく、政府から観光業復興のための施策が打ち出されました。
その名も「Go to トラベルキャンペーン」!
なんと、このキャンペーンを利用すると旅行代金が最大50%オフになるようなんです!
ということで、今回は今後旅行でお得な「Go to トラベルキャンペーン」について紹介させていただきます。
Go To キャンペーン事業
Go to キャンペーン事業は、新型コロナ感染症により低迷している観光事業やその他多様な産業を再活性化させるべく国土交通省から打ち出された打ち出されたキャンペーンです。
2020年4月7日の発表では、令和2年度補正予算案として1兆6,794億円もの額が計上されています。
このGo to キャンペーン事業ですが、下記4つの柱となるキャンペーンで構成されています。
- Go To Travel キャンペーン
- Go To Eat キャンペーン
- Go To Event キャンペーン
- Go To 商店街 キャンペーン
今回は上記キャンペーンの中でも、「Go To トラベル キャンペーン」に焦点を当てて解説していきたいと思います。
Go To トラベル キャンペーン
Go to トラベルキャンペーンは、2020年7月22日以降、宿泊を伴う、または日帰りの国内旅行の代金総額の半額相当額を国から支援してもらえるキャンペーンです!
キャンペーンの主なポイントは下記となります。
- 国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の半額相当額を支援
- 給付額の内7割は旅行代金の割引に3割は旅行先で使える地域共通クーポン券として付与
- 一人一泊あたり2万円が給付上限となります。日帰り旅行については1万円が上限
- 連泊や利用回数の制限はなし
※クーポン券の発行は、2020年9月以降出発の旅行に対して行われますのでご注意ください
例えば、1泊の旅行の代金が20,000円の場合、本キャンペーンでは10,000円の補助が出ます。
10,000円の補助金の内訳は、7,000円が割引(支払額の35%)、3,000円がクーポン(支払額の15%)となります。
したがって、実質の支払い金額は13,000円となり、3,000円のクーポンがもらえるというわけです。
上記仮定に基づいた場合の割引額は下記となるので、参考にしてみてください。
実質1泊あたり4万円までの支払いで、最大の還元を受けることが可能です。
1泊の旅行代金 | 補助金(割引) | 補助金(クーポン) | 支払い額 |
10,000円 | 3,500円 | 1,500円 | 6,500円 (35%オフ) |
20,000円 | 7,000円 | 3,000円 | 13,000円 (35%オフ) |
30,000円 | 10,500円 | 4,500円 | 19,500円 (35%オフ) |
40,000円 | 14,000円 | 6,000円 | 26,000円 (35%オフ) |
50,000円 | 14,000円 | 6,000円 | 36,000円 (28%オフ) |
※上記は税込価格での割引例となります
Go to トラベルキャンペーンの対象事業者
ここが最も重要なポイントです。
いくらキャンペーン期間内に旅行に行こうと、旅行代理店や宿がキャンペーンの対象外であれば全く意味がありません!
ここでは、キャンペーン対象となる「旅行事業者」と「宿泊事業者」を抜粋して紹介します。
旅行事業者
Go to トラベルキャンペーンの対象となる旅行事業者は7/27現在で3,532社となります。
主な事業者は下記となります。
旅行事業者 |
JTB |
HIS |
楽天トラベル |
クラブツーリズム |
近畿日本ツーリスト |
沖縄ツーリスト |
阪急交通社 |
ANAセールス |
ANAビッグホリデー |
JALパック |
オリオンツアー |
びゅうトラベル |
東武トップツアーズ |
出典:Go To トラベル事業 参加旅行事業者一覧(PDF)
宿泊事業者
Go to トラベルキャンペーンの対象となる宿泊事業者は7/27現在で9,007社となります。
宿泊事業者 |
星野リゾート・マネジメント |
プリンスホテル |
アパホテル |
オークラホテル |
日本ヒルトン |
スーパーホテル |
出典:Go To トラベル事業 宿泊事業者情報登録承認リスト(PDF)
Go to トラベルキャンペーンにおける注意点
「東京への旅行」と「東京からの旅行」
昨今のコロナ感染症の広がりを鑑みて、「東京への旅行」と「東京からの旅行」に関しては、キャンペーンの対象外となります。
官公庁の公式資料には、下記のように記載されています。
①東京都が目的地となっている旅行については、東京都内の旅行も含めて、当面、Go To トラベル事業の対象外とする(割引支援を行わない)。
② 東京都に居住する方の旅行についても、同様に、当面、Go To トラベル事業の対象外とする(割引支援を行わない)。
旅行の申込み時、宿泊施設へのチェックイン時等に、住所が証明できる書類(運転免許証等)の提示を求められるようですね。
複数人での旅行で、代表者が東京都以外に在住、同行者が東京都在住の場合、同行者分の料金は本キャンペーンの適用対象外となるようですのでご注意ください。
※交通機関使用のために、東京都を通過する場合は問題なくキャンペーンの対象となります
ちなみに、7月10日(本キャンペーン開始の発表日)~7月17日(東京適用除外の発表日)までの間に予約した旅行の代金については、全額返金されるとのことです。
詳細はこちらを参照ください。
Go to トラベルキャンペーンの還付申請
お次は先走って旅行の予約をした方に対する還付についてです。
下記3点全てに該当する方は、自身で還付申請を行う必要があるのでご注意ください。
- 7月22日(水)以降に開始するGo To トラベル事業の支援対象の旅行または宿泊であること
- 8月31日(月)までに終了する旅行であること
※宿泊を伴う旅行の場合は、9月1日(火)チェックアウト分まで) - 旅行者が旅行商品を予約・購入した旅行会社・予約サイト・宿泊施設等において、その予約・購入時点で、Go To トラベル事業の適用による割引された価格での旅行商品の販売のための準備が整っていなかったこと
前もって旅行の予約をされていた方が主な対象になると思います。
上記3点全てに該当する方は、下記のいずれに該当するか確認し、還付申請が必要かどうか判断してください。
旅行業者等を通じたご予約で旅行前に決済をした場合
Go to トラベルキャンペーンの対象となる「旅行事業者」で予約を行い、Go to トラベルキャンペーンの対象となる「宿泊事業者」で宿泊した場合に限り、キャンペーンの対象となります!
ただし、こちらに該当される方は自身で「Go To トラベル事業事務局」に還付申請を行う必要はありません。
今後の動きについては、お申込みの旅行業者等へお問い合わせください。
宿泊施設へ直接予約手続きを行った or 予約サイト等で予約したが現地で支払いをした場合
Go to トラベルキャンペーンの対象となる「宿泊事業者」で宿泊した場合に限り、キャンペーンの対象となります!
ですが、こちらに該当する方は、残念ながら自身で「Go To トラベル事業事務局」に還付申請を行う必要があります・・・。
2020年8月14日(金)~2020年9月14日(月)まで (※消印有効)の期間内に、必要な申請書類を「Go To トラベル事業事務局」 に送付することで還付金を受けることができます。
必要書類は下記4種類
- 事後還付申請書(様式第1号)
- 支払内訳がわかる書類(支払内訳が記載された領収書、支払内訳書等)
- 宿泊証明書(氏名、宿泊日、宿泊人数などの情報が記載されているもの)
- 口座確認書(旅行者用)(様式第2号)
- 口座番号を確認できる書類(通帳の写し、キャッシュカードの写し等)
1. と 4. については、Go To トラベル事業公式サイトから入手可能です
2. と 3. については、宿泊施設に発行を依頼してください。
非常にややこしいです・・・(´・ω・`)
誰ですか、このキャンペーンを考えた人達は・・・
まあそれでも、お得なキャンペーンには違いないので、これからの夏休みシーズンに旅行の予定がある方は、積極的に利用するといいでしょう。
ただし、後付けでの条件も割と出ているので、常に情報をウォッチは怠らないように!
この記事についても随時更新を予定していますので、気になる方はちょこちょこ覗いてみてください。
最後に、各所観光地の経済回復を心から応援しております。
以上、旅行代金が最大50%オフされる「Go To キャンペーン事業」について解説!でした。