2022年コロナも落ち着いてきだした今日この頃(また再拡大の兆しはあるが、、)。
JALがFOP2倍キャンペーンを始めたなーと思っていたら、それに対抗するかのようにANAからも衝撃のキャンペーンが公開されました!
その内容は、ANAの国内線・国際線での搭乗について、通常の2倍のPP(プレミアムポイント)を付与するというものです!
これがどれくらいの衝撃かについて語るには、SFCとは?、SFC修行僧とは?、PPとは?という疑問に、順にお答えしていく必要があります。
それでは少し長くなりますが、お付き合いいただければと思います。
SFCとは
SFCとは、「ANAスパーフライヤーズカード」の略であり、所持している限りANAの上級会員(プラチナ会員)に近い扱いを受けることができるクレジットカードです。
例えば、SFCには以下のような特典があります。
- ANAのプレミアムメンバー専用サービスデスクの利用
- ANAのラウンジ利用
- 国際線特典航空券の優先予約
- 優先チェックインカウンターの利用
- 優先搭乗の案内
等々
所持しているだけで、快適な空の旅が約束されています!
えっ、そんな便利なカードをなぜ紹介しないかって?
実は、このクレジットカードを取得するには、とある難しい条件をクリアする必要があります。
その条件はこちら!SFCの取得には、これらの条件のいずれかを達成する必要があります、、
- ダイヤモンドサービスメンバー(必要PP:100,000)
- プラチナサービスメンバー(必要PP:50,000)
- ANAグループ運航便のご搭乗で100万ライフタイムマイルに到達
出典:ANA
一見たいしたことなさそうに見えますが、実はこの条件の達成がなかなかに難しい、、
普通の人が簡単に達成できるような条件ではないのです。
なぜ、簡単ではないのでしょうか?
それでは、上記SFC条件の中で最も簡単な「プラチナサービスメンバー」を例に上げて説明していきたいと思います。
プラチナサービスメンバーになるための条件はいたってシンプル。
ANA便の搭乗でもらえるプレミアムポイント(PP)を50,000PPを貯めればいいだけです!
たったそれだけなんですが、これが難しい、、
言うは易く行うは難しはまさにこのこと、、
例えば、羽田ー大阪の航空券を「ANA SUPER VALUE 55」で取った場合に得られるプレミアムポイントは下記となります。
出典:ANA
驚愕です!
なんと東阪の移動では片道のフライトで、420PP(プレミアムポイント)しか貯まらないのです、、
こんなポイント数では、50往復しても50,000PPを達成できません、、
しかもこのPP(プレミアムポイント)ですが、毎年12月31日で失効してしまいます。
つまり、1年の間に50,000PPを貯める必要があるということです、、
こんな条件、あっちこっち仕事で飛び回るビジネスマンでもなければ、到底達成できるものではありません、、
SFC修行僧
さて、ここまでで、pp(プレミアムポイント)を貯めることがいかに難しいか分かっていただけたかと思います。
普通ならここで、「全然無理じゃん、止めた止めた」となるんですが、それでも諦めきれなかった人たちがいます。
その人たちこそが「陸マイラー」の諸先輩方です!
貯めたマイルで、より快適に旅がしたかった陸マイラーの方々は、ついに50,000PPを達成すべく驚くべき行動に出ました。
その行動とは、旅行や仕事などではなく、ひたすらPPを取得するためだけに飛行機に乗り続けるという所業、、
中でも先人が編み出した「OKAタッチ(那覇タッチ)」と言われる手法は驚愕の一言、、
例えば、羽田ー沖縄の航空券を「ANA SUPER VALUE 55」で取った場合に得られるプレミアムポイントは下記となります。
出典:ANA
なんと、片道の移動で1,476PPを稼ぐことが可能です。
この数字は関空ー羽田の移動と比較すると、実に3倍以上の高率を誇ります。
この経路であれば、16往復の移動で50,000ポイントが達成可能というわけです。
(それでも16往復も必要という見方もあります、、)
でも何でOKAタッチ(那覇タッチ)っていうのでしょう?
答えは簡単。
沖縄に着いたらタッチするくらいの一瞬しか滞在せず、すぐ飛行機で戻るからです。
彼の人々は別に仕事や遊びで沖縄に行っているわけではありません。
PPを貯めるために行っているので、用が済んだら(空港についたら)すぐに折り返しの便に乗って帰ってしまうのです、、
傍から見ると、ただひたすらPPのためだけに飛行機に乗り続けている様が、苦行に見えるとのことで、こういった行為を繰り返す人々のことを総称して「修行僧」と呼ぶようになりました。
なので、SFC取得のために飛行機に乗り続ける人々は「SFC修行僧」と呼ばれるというわけです。
で、とーみね はというと、飛行機はあくまで移動手段という感覚だったため、これまで上記なような修行行為は行っていませんでした。笑
「陸マイラーであるとーみねがSFCを取得しない理由」みたいな記事を書こうとしていたくらい興味がありませんでした、、
券面的には取得したいという欲求もあったのですが、費用と時間に対するリターンを考えると、ウーン・・・という感じだったのです。
プレミアムポイントの特別倍率での積算について
2022年7月12日、ANAからキャンペーン案内がきました!
その名も「ANA国内線・国際線 プレミアムポイント2倍キャンペーン」。
2022年8月1日(月)から2022年12月31日(土)の間、ANAおよびANAグループ運航の国内線、ANA運航の国際線での搭乗について、通常の2倍のPP(プレミアムポイント)を付与するというものです。
国際線もキャンペーンの対象になっているところが世の中の正常化を感じさせます。
このキャンペーン期間に、前述した条件でOKAタッチした場合、片道で2,952PPを得ることができます。
ということはです、わずか羽田-沖縄を8往復少しするだけで、プラチナサービスステータスの50,000PPに到達することができるというわけです。
仮に、PP積算の多いプレミアムエコノミークラス(ANA VALUE PREMIUM 3)を利用して、羽田ー沖縄を移動したとすると、、
出典:ANA
なんと、片道の移動で5,720PPを稼ぐことが可能です。
この経路であれば、実に4往復半の移動で50,000ポイントが達成可能というわけです。
ここまでくると、もはや修行という表現は正しくないレベルになってきています。
また、今回のキャンペーンでは国内線の一部対象路線で500プレミアムポイントが追加でもらえてしまいます!
まあ、対象路線が微妙なので、積極的に旅程に組み込む必要はないですけどね。
東京(羽田) | 大館能代、八丈島、能登、富山、米子、鳥取 |
大阪(伊丹) | 函館、青森、秋田、仙台、福島、新潟、松山、萩・石見、高知、福岡、大分、熊本、長崎、宮崎、鹿児島 |
福岡 | 仙台、小松、大阪(伊丹)、五島福江、宮崎 |
札幌(千歳) | 女満別、根室中標津、稚内、青森、秋田、仙台、新潟 |
さて、今回のキャンペーン。
一つ懸念があるとすれば、それは蔓延防止措置の発令です。
悲しいかな、ANAがキャンペーンを開催する頃になると、なぜかコロナの感染が急拡大するんですよね、、
最近オミクロン株「BA.5」が流行りだしたので少し注意が必要かもしれません・・・。
SFCに少しでも興味がある方がいれば、この機に大いに悩んでみてください。
以上、【2022年】ANAよりPP(プレミアムポイント)積算2倍キャンペーンが開催!?JALに対抗してANAもキャンペーン開催!でした。
ANAマイルをためるために必要なカードについては、別途こちらでまとめているのでご参考に!