今回はロシアのウクライナ侵攻について。
先月2月末に、ロシアのウクライナ侵攻が始まりました。
この件に関して、とーみねから偉そうに言えることは何もないのですが、ただ一言述べるとするなら・・・
「戦争よくない!」
これに尽きると思います。
戦争で最も被害を受けるのは、そこで生活する国民なんですから、、
さて、ここからが本日の主題。
戦争がもたらすキャッシュレス決済への影響について。
前述しましたが、戦争ではそこで生活をする国民が最も被害を受けることになります。
今回は戦争により、ロシア国内でクレジットカード決済が利用できなくなるという事態が発生しましたので、詳しく解説していきたいと思います。
ロシア国内でのVISAとMasterCard
米カード最大手のVISA(ビザ)と2位のMasterCard(マスターカード)は3月5日、ロシアでのカード決済事業を停止すると発表しました。
これにより、ロシア国内でビザ、マスターカード両ブランドのクレジットカードおよびデビットカードが使用不可となりました。
さらに、ロシアの銀行が発行したカードについても、全世界での利用ができなくなっております。
キャッシュレスオタクとしては戦々恐々。
震えあがるような措置ですね、、
ロシア国内でのアメックス
VISA、MasterCardのロシア国内でのカード決済事業停止から遅れること1日。
米カード大手のアメックスについても3月6日に、ロシア国内での全事業停止を発表しました。
VISA、MasterCardに足並みをそろえた形ですね。
アメックスについても、ロシア国内でのクレジットカードおよびデビットカードの使用が不可となります。
※ロシアの銀行発行のカードは国外でも利用不可
ロシア国内でのJCB
JCBについては、アメックスから遅れること1日。
3月7日に、制裁対象となった銀行との取引をやめることを検討している旨を発表。
現時点では、まだロシア国内での事業停止には至っていません。
ロシア国内での銀聯(ユニオンペイ)
銀聯については、今のところロシア国内での事業停止の発表はありません。
ロシア国内の銀行では、ビザやマスターカードの決済システムの代わりに銀聯(ユニオンペイ)の決済システムの利用を検討しているとのこと。
この先どうなるかは分かりませんが、現時点では銀聯がロシア国内での頼みの綱となりそうです。
まとめ
VISA(ビザ)、MasterCard(マスターカード)、アメックスはいずれも米国企業であるため、3社足並みをそろえての事業停止発表となりました。
日本企業のJCBは制裁対象となった銀行との取引停止を検討。
中国企業の銀聯については、今のところ事業継続といった運びです。
こういった戦争や紛争については、いつ何時巻き込まれるか分からないので、リスク分散の必要性を感じますね、、
今回のケースでは、国によって対応が違うことが分かったので、可能であればVISA、JCB、銀聯あたりは1枚ずつ持っておきたいところです。
それぞれの国際ブランドの発表に色々と思うことはありますが、この場ではコメントを控えさせていただこうと思います。
各社、自社の利益、現地国民の生活、世の中の動向、他からの圧力等々、もろもろ検討した上で出した結論でしょうしね。
一概に批判はできません、、
以上、ロシアのウクライナ侵攻による金融制裁、各カード会社の出した結論は・・・でした。