2022年も4月に入り、世間の皆様も少しばかり活動的になってまいりました。
それに合わせたように、ANAから素晴らしいキャンペーンが打ち出されました!
その内容は、ANAおよびANAグループ運航の国内線での搭乗1区間につき、ボーナスプレミアムポイント1,000ポイントを付与するというものです!
※マイル積算率75%以上の国内線運賃が対象です
※対象搭乗期間は2022年4月25日(月)から2022年7月31日(日)まで
今回は上記のキャンペーンに加え、SFCとは?、SFC修行僧とは?、PPとは?という疑問に、順にお答えしていきます。
それでは少し長くなりますが、お付き合いいただければと思います。
SFCとは
SFCとは、「ANAスパーフライヤーズカード」の略であり、所持している限りANAの上級会員(プラチナ会員)に近い扱いを受けることができるクレジットカードです。
例えば、SFCには以下のような特典があります。
- ANAのプレミアムメンバー専用サービスデスクの利用
- ANAのラウンジ利用
- 国際線特典航空券の優先予約
- 優先チェックインカウンターの利用
- 優先搭乗の案内
等々
所持しているだけで、快適な空の旅が約束されています!
えっ、そんな便利なカードをなぜ紹介しないかって?
実は、このクレジットカードを取得するには、とある難しい条件をクリアする必要があります。
その条件はこちら!SFCの取得には、これらの条件のいずれかを達成する必要があります、、
- ダイヤモンドサービスメンバー(必要PP:100,000)
- プラチナサービスメンバー(必要PP:50,000)
- ANAグループ運航便のご搭乗で100万ライフタイムマイルに到達
出典:ANA
一見たいしたことなさそうに見えますが、実はこの条件の達成がなかなかに難しい、、
普通の人が簡単に達成できるような条件ではないのです。
なぜ、簡単ではないのでしょうか?
それでは、上記SFC条件の中で最も簡単な「プラチナサービスメンバー」を例に上げて説明していきたいと思います。
プラチナサービスメンバーになるための条件はいたってシンプル。
ANA便の搭乗でもらえるプレミアムポイント(PP)を50,000PPを貯めればいいだけです!
たったそれだけなんですが、これが難しい、、
言うは易く行うは難しはまさにこのこと、、
例えば、羽田ー大阪の航空券を「ANA SUPER VALUE 55」で取った場合に得られるプレミアムポイントは下記となります。
出典:ANA
驚愕です!
なんと東阪の移動では片道のフライトで、420PP(プレミアムポイント)しか貯まらないのです、、
こんなポイント数では、50往復しても50,000PPを達成できません、、
しかもこのPP(プレミアムポイント)ですが、毎年12月31日で失効してしまいます。
つまり、1年の間に50,000PPを貯める必要があるということです、、
こんな条件、あっちこっち仕事で飛び回るビジネスマンでもなければ、到底達成できるものではありません、、
SFC修行僧
さて、ここまでで、pp(プレミアムポイント)を貯めることがいかに難しいか分かっていただけたかと思います。
普通ならここで、「全然無理じゃん、止めた止めた」となるんですが、それでも諦めきれなかった人たちがいます。
その人たちこそが「陸マイラー」の諸先輩方です!
貯めたマイルで、より快適に旅がしたかった陸マイラーの方々は、ついに50,000PPを達成すべく驚くべき行動に出ました。
その行動とは、旅行や仕事などではなく、ひたすらPPを取得するためだけに飛行機に乗り続けるという所業、、
中でも先人が編み出した「OKAタッチ(那覇タッチ)」と言われる手法は驚愕の一言、、
例えば、羽田ー沖縄の航空券を「ANA SUPER VALUE 55」で取った場合に得られるプレミアムポイントは下記となります。
出典:ANA
なんと、片道の移動で1,476PPを稼ぐことが可能です。
この数字は関空ー羽田の移動と比較すると、実に3倍以上の高率を誇ります。
この経路であれば、16往復の移動で50,000ポイントが達成可能というわけです。
(それでも16往復も必要という見方もあります、、)
でも何でOKAタッチ(那覇タッチ)っていうのでしょう?
答えは簡単。
沖縄に着いたらタッチするくらいの一瞬しか滞在せず、すぐ飛行機で戻るからです。
彼の人々は別に仕事や遊びで沖縄に行っているわけではありません。
PPを貯めるために行っているので、用が済んだら(空港についたら)すぐに折り返しの便に乗って帰ってしまうのです、、
傍から見ると、ただひたすらPPのためだけに飛行機に乗り続けている様が、苦行に見えるとのことで、こういった行為を繰り返す人々のことを総称して「修行僧」と呼ぶようになりました。
なので、SFC取得のために飛行機に乗り続ける人々は「SFC修行僧」と呼ばれるというわけです。
で、とーみね はというと、飛行機はあくまで移動手段という感覚だったため、これまで上記なような修行行為は行っていませんでした。笑
「陸マイラーであるとーみねがSFCを取得しない理由」みたいな記事を書こうとしていたくらい興味がありませんでした、、
券面的には取得したいという欲求もあったのですが、費用と時間に対するリターンを考えると、ウーン・・・という感じだったのです。
プレミアムポイントの特別倍率での積算について
出典:ANA
2022年4月25日(月)から2022年7月31日(日)の間、ANAおよびANAグループ運航の国内線での搭乗1区間につき、ボーナスプレミアムポイント1,000ポイントが積算されます。
マイル積算率75%以上の国内線運賃のみ対象という制約はあるものの、なかなかに素晴らしいキャンペーンですね!
このキャンペーン期間に、前述した条件でOKAタッチした場合、片道で2,476PP(1476PP+ボーナス1,000PP)を得ることができます。
ということは、羽田-沖縄を10往復少しするだけで、プラチナサービスステータスの50,000PPに到達することができるというわけです。
今回のキャンペーンでは、距離に関わらず1,000PPが積算されるため、短距離の移動を繰り返すという手も使えます。
例えば羽田-伊丹であれば、1区間で420PP獲得できるので、ボーナスポイントを合わせると1,420PP獲得できます。
この場合は、17往復ちょっとで50,000PPに到達します。
出典:ANA
ただ、羽田-伊丹の料金は概ね13,000~16,000円程度だったので、料金を考えると微妙ですね、、
羽田-沖縄は振れ幅がありますが、13,000円~25,000円の料金なので、安い時を狙えば羽田-沖縄の方が費用対効果は優秀です。
ちなみに、上記金額の場合のPP単価は、羽田-伊丹で1PPあたり9.15円~11.27円、羽田-沖縄で5.25円~10.09円。
もうちょっといい条件はないかな?と思い少し探してみたところ、福岡-宮崎の区間は割とよさそうでした。
福岡-宮崎は1区間196PPなので、ボーナスポイントを合わせると1,196PP獲得できます。
この場合は20往復ちょっとで50,000PPに到達します。
出典:ANA
福岡-宮崎の料金は概ね7,000~9,000円程度と割安です。
上記金額でのPP単価は5.85PP~7.52PPです。
福岡在住の方は選択肢に入れてもいい感じですかね。
他には、トランジットを利用するという手もあります。
例えば、羽田から石垣島に行く場合、「羽田-石垣」の直行便と「羽田-沖縄-石垣」の経由便の2パターンがあります。
経由便(ANA VALUE TRANSIT 28)の場合、羽田-沖縄で獲得できるPPは2,676PP(1,676PP+ボーナス1,000PP)、沖縄-石垣で獲得できるPPは1,570PP(570PP+ボーナス1,000PP)となるため、片道で4,337PP獲得できます。
この場合は、6往復で50,000PPに到達します。
羽田-沖縄-石垣の料金は概ね15,000~37,000円程度と差が激しいです。
上記金額でのPP単価は3.46PP~8.53PPです。
安い便はPP単価が優秀ですが最終便だったりもするので、計画的に利用しないと石垣島で宿泊する必要が出たりします。
ご利用は計画的に。
以前のPP2倍キャンペーンと比較すると、少し盛り上がりに欠けるかな?という印象ですが、それなりにお得なことは変わりありません。
SFCに興味があれば要検討ですね。
以上、ANAより1区間の搭乗で1,000PP(プレミアムポイント)が追加でもらえるキャンペーンが告知!お得な利用方法について解説!でした。
ANAマイルをためるために必要なカードについては、別途こちらでまとめているのでご参考に!